鬼太郎作品
五十年以上の歴史を誇る水木しげる作『鬼太郎』シリーズ。
元々の紙芝居版からでは70年を越える系譜となる。
第二次世界大戦や戦後・貸本期の貧窮など度重なる窮地の中、 奇跡的にキタローシリーズは存続し、まさに「不死身」な伝説作品と化している。
紙芝居〜劇画、漫画化への長い遍歴をこれまたざっくり早分かりご紹介!
    ―詳細や追加情報は作品別に要望を考慮して更新します―


紙芝居 『墓場奇太郎』(脚本/ 伊藤正美)


「ハカバキタロー」のタイトルでの初のシリーズである 紙芝居・「墓場奇太郎」。
伊藤正美氏が脚本を書き、戦前ヒット作となる。
ストーリーは陰惨な因果もので、今風に言うとホラーテイストの 和風サスペンス、といった所だろう。



版元 / 富士会
1930年頃




紙芝居・鬼太郎シリーズ


戦後、紙芝居業に入門された水木御大が受け継ぎ、復活した「キタロー」シリーズ。
全4作品で出生は異なる設定から成る。



版元 / 阪神画報社
1954年〜1955年
全4話




貸本版 『墓場鬼太郎』


紙芝居業界衰退に伴い、昭和30年代に貸本の劇画作品「妖奇伝」として鬼太郎 シリーズが登場。
伊藤正美氏の了承の元、「墓場鬼太郎」となる。
この時点でキタローは数度目の復活を果たした。


出版 / 兎月書房
   / 三洋社
   / 佐藤プロ
   / 東考社
1959年〜1964年




マガジン版 『墓場の鬼太郎』 『ゲゲゲの鬼太郎』


週間漫画雑誌の掲載により更にメジャーシリーズとなる。
週間少年マガジン系で(ほぼ)連載され、これまでの人気アニメ・鬼太郎シリーズの 原作として最も知名度の高いシリーズと言える。
他に月刊誌連載の物も存在する。



出版 / 講談社
1965年〜1970年




サンデー版 『ゲゲゲの鬼太郎』

マガジン版と同設定で作品のスタイルとしても同じシリーズ、事実上の続編。
やはりアニメに何度も反映された原作となる。
これ以後にも数社から数作発表されている。



出版 / 小学館
1971年




書き下ろし 『死神大戦記』


長編の書き下ろし作品。
鬼太郎や水木先生と子供達が地獄で壮絶な戦いを繰り広げる。
めくるめくストーリー展開が魅力。


出版 / 学研
1974年



隔週間連載 『鬼太郎の世界お化け旅行』



週間アクションで連載された、海外の悪妖怪退治に乗り出すシリーズ。
テイストは基本的な鬼太郎シリーズに順ずる。



出版 / 双葉社
1976年




週刊誌連載 『新・ゲゲゲの鬼太郎』(続・ゲゲゲの鬼太郎)


前半は何と成長して高校生になった鬼太郎が様々な奇談に遭遇するシリーズ。
貧乏している生活感、母親を墓から掘り起こそうとするくだりなど
どこか墓場鬼太郎の延長を思わせるテイストではある。
高校生の鬼太郎はかなりアダルト向け。

「スポーツ狂時代」の後、後半は少年の鬼太郎のシリーズとなる。
翌年、他社で「大ボラ鬼太郎」も数作掲載。



出版 / 日本ジャーナル出版
1977年〜1978年




月間少年誌連載 『雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎』


鬼太郎の妹が登場するシリーズ。
出生の真意は描かれてないが、超能力で鬼太郎をサポートする。




出版 / 少年画報社
1980年〜1981年




ボンボン連載 『最新版・ゲゲゲの鬼太郎』


ボンボンに連載された「水木プロ」作品。
デザインは継承しつつアニメ的な若年層向けのテイストとなる。

近年、ほしの竜一氏筆により「妖怪千物語」シリーズが2シリーズ目の連載をされている。



出版 / 講談社
1985年〜1987年




マガジン連載 『新編・ゲゲゲの鬼太郎』 『鬼太郎地獄編』


最新版と並行して週間連載された鬼太郎シリーズ。
先のマガジン、サンデー版に続きアニメ第3部に反映され、月刊にて地獄編に至る。



出版 / 講談社
1986年〜1987年




ボンボン連載 『鬼太郎国盗り物語』


ボンボンに連載された新たなシリーズ。






出版 / 講談社
1990年〜1992年




不定期掲載 『鬼太郎霊団』

単発、数話の作品は上記以外にも多数存在するのだが、 事実上現在最新のシリーズ。




出版 / 小学館
1996年〜1997年




・絵本、絵物語作品は除いています




作品紹介へ戻る

記事内には著作権に関わる画像が含まれます。 個人閲覧以外の盗用・転用は厳にご遠慮下さい。

HOME