高山右近の前で、チャイティーラテを飲む。
ソイ、ライトシロップにカスタムした。
『歴ヒス、ご出演おめでとうございます!』
まずは言祝ぎを述べた。
『うむ!おおきに!』
まんざらでも無さそうだ。
『時代が高山右近に追いつきましたね!』
『そないな気配、全くせーへん。』
右近は慎重で冷静だ。
『ちなみに、ウコンの力は、高山殿とは無関係です!』
『言われんでも分かっとるがな!』
『師走になると、ウコンの力がよく売れるそうです。』
『師走?』
右近の眉間に皺が寄った。
『師走の師は宣教師の師です。
今月はクリスマスもあるし、宣教師も走り回るくらい忙しいですよね。』
『そや!主の誕生祝い、この高山右近が仕切らせてもらいます!』
右近がノってきた。
『さすが利休七哲!己が数寄を存分に発揮して下さい!』
『利休七哲って言われて浮かれるわけにはいきまへんのや。
師匠の利休居士から、真面目過ぎておもろないって言われましてん。』
右近の喜怒哀楽が激しい。
『あ、気にしてたんですか!
いいじゃないですか、清潔の病なんて。
逆だったら大変ですよ。
むしろ羨ましいです。』
『そ〜なん?』
『そうですよ!
自信持って下さいよ。』
『よっしゃ〜!
掃除しよ!
落ち葉ひとつ、残さんと掃き清めるで!』
右近は刀をホウキに持ち替えた。
素直な清潔侍、高山右近に栄光あれ!
〜耳よりスタバメモ〜
フラペチーノ、トールならイッキ飲みできる。
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