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[2009.06/26]
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更新
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■#29 2009.6
先日のアメトークは『 松下芸人特集 』でした。
皆さんも、放送を楽しみにしておられた事でしょう。
芸人の皆さんは、それぞれの所有しているコミックスを手にして、熱くメシアについて語っていました。
特に、いつも冷静なツッチーが興奮気味に語る姿は、新鮮でした。
どんなに冷静な人でも、興奮させるのはメシアだけですよね。
『 お喋りクソ野郎 』『 泥人形 』『 バケモノ乳女 』『 クソ煮込みうどん 』『 豚の死骸 』等、酷いあだ名をつける芸風の有吉が、 メシアに付けたあだ名は『 神 』。
当たり前過ぎて、唖然としてしまいました。
番組の焦点は、召喚した悪魔はロソン派かベルゼブブ派か、メシアの髪型はキューピー派か長め派かで別れて語り合うものでしたが、 私個人はどっちもいいです。
苦労して呼び出した悪魔が、普通の人間と変わりなかったという裏切りで展開した、ロソン版もいい。
また、あの松下の事を『 世の中が良く分からない少年が一度はかかる病気。メシアの場合はスケールが少し大きいだけ 』と 言ってのけるベルゼブブ版もいい。
これだから、松下版悪魔くんはいい!
大人になるにつれて、松下版は面白くなりますね。
私は、初めて松下版を読んだのは小学生の時でしたが、よく理解できませんでした。
中学生の時もベルゼブブのセリフには嫌悪感しかなかったですし、ちゃんと理解できたのは高校生になってからでした。
自分の中では、高校生になって、ようやく初めて松下を読めたって感じです。
松下版は、この不景気や格差社会に読むと、ますますいいと思います。
身近に派遣切りにあった人がいたら、是非とも薦めて欲しい作品です。
ケンコバは別荘番夫妻について語ってましたが、目の付けどころは流石です。
別荘番は、癒やし系ですねえ。
他にも、家獣のトイレは一体、どこにあるのか?
ふくろう女はポテンシャルが高い。
なぜなら夜行性ではなく、昼間も使える!
佐久間道三の占いはめちゃくちゃ当たるが、鑑定料は、一体いくらなのか?
蛙男は、あのメシアに酒を注がせて、気持ち的に問題無いのか?
秘書の皮を着た、ベルゼブブが自分の皮をフックに掛けているコマが好き。
佐藤の人魂の食べ方は、踊り食いだよね。
等、いい話のオンパレードで見応えがありました。
最後に出演者全員で
『 ハーレルヤ、ハレルヤ、ハレルヤ、ハレールヤー 』
と『 メサイア 』の大合唱でエンディング。
今後、シリーズ化して欲しい企画です。
『 松下芸人特集 』はアメトーク始まって以来の最高視聴率を叩き出し、YouTube、ニコ動での再生回数は、過去最高だったそうです。
やはり、世間が欲しているのは春日ではなく、松下なんですね。
TEXT & ILLUST / スズキ キヨミ
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