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今こそ「週間実話」版鬼太郎じゃ!
田中ゲタ吉翼賛会(仮)
〜今回の名言〜  『 カビの生えたヨウカンですけどどうぞ 』
「妖虫」
2009/6/20 [UP]








ぱく

『 この作品はおおむねフィクションです 』
Vol.21 「 ヒゲのOL籔内笹子 」

 見てはいけないものを見てしまった…。


俺の働く会社には、ド●えもんみたいな体型で女性なのに、男のようにヒゲが生えたお局様がいる。
お局様は、夕方になると口の周りが青くなって時々、不精ヒゲを生やしている。
強きを助け、弱気をくじき、上司がいない時は、威勢のいい彼女の罵声が響く。
男性社員が側に来ると赤面し、声がでかくなる。
仕事の件で話かけたら大変だ。

他の女子社員は『 意識しすぎ 』とウザがっている。
毎年、新入社員は必ず、彼女に非常階段に呼び出され『 お前達は生意気だ 』と儀式を受ける。
俺達も入社した頃は、同僚が一人一人呼び出されたそうだ。
そうだ、と言ったのは、俺は呼び出されていなかったからだ。
同僚達は『 お前達は生意気だ!田中にも言っとけ!』と怒鳴られたと言う。
何故、俺が呼び出されなかったかと言うと、俺は入社早々に元ヤンの先輩達と仲良くなったからだ。
俺は何故か、学生時代から、ヤンキーになつかれる。
お陰で、ヤンキーのパシリに、俺の分までジュースを買ってきてもらえた。
ヤンキー達とは昼休みによく、俺の作った『 ゲゲゲの鬼太郎すごろく 』で遊んだ。

会社の元ヤンの先輩達は、それぞれツッパリハイスクール、ビーバップハイスクールを卒業しており、 社会人になってもジャパニーズダークネスな雰囲気を失っておらず、対お局様の強力な防壁となった。

元ヤンの先輩達は、面倒見がとてもいい。

アレルギーのある、俺のフォローをよくしてくれる。

『 お、ゲタ吉!この店、お前の好きなカルピスあるぞ!ウーロンやめてこれにする?
 すいません!生中3つに、カルピス1つ!』

ド近眼の俺のフォローをよくしてくれる。

『 ゲタ吉、それはお前の嫌いな鳥皮、シロはこっち 』

『 ゲタ吉、それはレモン、だし巻き玉子はこっち 』

『 ゲタ吉、そっちは用具置き場、トイレはこっち 』

と、何かと助かっている。

そんな元ヤンの先輩達のダークネスバリアーの中にいる俺は、お局様と滅多に話した事がない。
お局様も、明らかに俺を嫌っていた。


そんなある日、見てはいけないものを見てしまった。

珍しく、会社に早く着いてしまった日の事だ。
まだ、誰の人影も見えない会社。

洗面所から、カタン、ジャーッ!と水の音がした。
もう誰かいるのかと思って、挨拶する為に洗面所に近づいた。

そしたら…、


お局様が、T字カミソリでヒゲを剃っていた!


俺に気づいたお局様は、一瞬驚いた表情をしたが、すぐに、こう言った。

『 参った〜!ヒゲ生えてきたわ〜 』


どう返事していいか分からない俺は
『 そうですか〜。おはようございます!』
と言った。

お局様は、T字カミソリを洗いながら
『 あ、うん。おはよう!今日早いね〜!何か、あった?』
と言ってきた。
たまに洗面所にT字カミソリが置いてある事があった。
お局様のだったんだ〜、と思いながら
『 いいえ。何にも…。』

じゃあ、人がヒゲ剃ってる時に来んなよ!
と、お局様は思っただろう。
俺は、モーレツに反省した。
何が、早起きは三文の得だ!


その後が地獄だった。
みんなが出社して来るまでの長い時間、無言で2人で過ごした。



水木ファン界のテロリスト


メシメシ
「パンク鬼太郎」


PHOTO / SATO



オマケ オマケ


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